創意工夫 求められるものを考える

現場の声をお届けします

Chêneau Brace の受注製作がスタートしました!

2016/10/07

当社では、第23回日本義肢装具士協会学術大会での演題発表および商業展示を経て、Chêneau Brace の受注製作を本格的に開始いたしました!

Chêneau Brace (シェノー・ブレイス)は1979年にフランスの外科医Dr.Chêneau によって考案された側弯症装具です。CAD-CAMを利用して修正・設計を行い、前額面・矢状面・水平面上のあらゆる箇所で3-point system が働いて矯正をかけることができるのを特徴としています。また、従来の側弯症装具に多い後ろ開き式ではなく、前開き式なので自己装着が容易であり、過度な腹圧がかからない設計となっている為、利用者様の受け入れも良好です。

CAD-CAMソフトを使い、パソコン上でモデル修正と装具の設計を行います。

CAD-CAMソフトを使い、パソコン上でモデル修正と装具の設計を行います。

受注製作の開始に先がけ、去る10月1日(土)に門真市民文化会館ルミエールホールにて、発注をご検討いただいている製作所様をお招きして「Chêneau Brace セミナー」を開催いたしました。セミナーは2部構成となっており、第1部で学術大会の展示ブースではお伝えしきれなかった装具の概要や理論について講義させていただいた後、第2部では採寸・採型にあたってのポイントの説明をし、参加者様による採寸の実技を行っていただきました。

セミナーの様子

セミナーの様子

ヨーロッパでは主流となっているとはいえ、日本ではまだまだ馴染みの薄いChêneau Brace。講義中はもちろん、採寸の実技の際なども活発な質問や意見交換が飛び交い、内容の濃いセミナーのなったのではないかと自負しております。

はじめてのセミナー開催ということもあり、当日は不慣れな点も散見いたしましたが、 参加者様からは「良いセミナーでした」「勉強になりました」とのお声をいただくこともできました。今後、第2回・第3回とセミナーを開催していき、数ある側弯症装具の中の選択肢の一つとしてChêneau Brace をご検討いただけるよう、スタッフ一同努力を重ねていきたいと考えております。

第23回日本義肢装具士協会学術大会にて、演題発表・商業展示いたします!

2016/02/12

2016年7月16日(土)・17日(日)に神戸国際会議場で開催されます「第23回日本義肢装具士協会学術大会」において、弊社より3題の演題発表を行なうこととなりました。また、発表演題に関連した商業展示もさせていただきますので、会場へお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。

 発表する演題の内容は下記の通りとなっております。

 ・演題①

「特発性側彎症の患者に対しChêneau braceを装着した一症例」

Chêneau braceとは、ヨーロッパを中心に広く普及している側彎症装具で、専用のCAD‐CAMソフトを用いて製作します。採型に際しては矯正を行う必要はなく、採寸値や陰性モデルのスキャンデータを元に、CAD‐CAMの特性を活かしてパソコン上で3次元的な修正を行ないます。本演題では、弊社にて対応させていただいた一症例についての報告とともに、Chêneau braceの特長についても発表する予定です。

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・演題②

「小児下腿欠損に対しシリコンライナーを用いた1症例」

小児先天性下腿欠損に対して、従来おもに適用されている差し込み式の問題点を解消するため、義手のライナーロックシステム、シリコンライナーを用いて製作、適合を行った一症例について、その構造と有効性を報告いたします。

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・演題③

「自社規格製品の開発、取り組みについての報告(アンクルサポーターにおいて)」

メーカーと協力し、自社にて開発、規格化した足関節サポーターについて紹介いたします。特長としては、スリット式足底ストラップを採用し、装着手順の簡略化と同時に、強固な内外反制動を可能にした構造となっております。

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タイダイ柄の義足ソケット

2015/04/29

今回は義足のソケットについて。
ソケットとは、断端を収納する部分のことをいいます。(下図は大腿義足の場合)

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ソケットの製作方法は、断端の型に対して積層材という繊維状の材料を重ねて被せていき、それに樹脂を染み込ませながら吸引成型するというものです。通常、樹脂には肌色の着色料を混ぜて足っぽく見えるように仕上げます。

これは、日本では義足を装着されるユーザー様の中に「義足を履いているように見られたくない」という心理があるため、製作者側も昔からこのような作り方をしているためだと思われます。

このように通常は肌色でソケットを仕上げます。

このように通常は肌色でソケットを仕上げます。

 一方、欧米では義足そのものをファッションの一部としてとらえ、あえて「魅せる」ような仕上げ方をした義足を履いているユーザー様が多く見受けられます。
日本でも、若い義足ユーザー様の一部からは「肌色以外にできませんか?」というご要望をいただくことがあります。
基本的には、着色料を変えることで色は違う色に仕上がりますし、一番表側にくる積層材に柄物の生地を使って、着色料を混ぜずに透明のまま樹脂を流せば、好きな柄に仕上げることができます。

 今回ご紹介する義足のユーザー様は、活動度の高い30代の男性で、前回もシャツの生地を使ってソケットを仕上げさせていただきました。今回義足の作り替えに当たってユーザー様が持ち込まれたのは、何とタイダイ染めのド派手なTシャツ。その生地を利用してソケットを製作させていただきました。

ご本人も楽しみにされていた仕上がりはこんな感じに。

今回製作させていただいた義足

今回製作させていただいた義足

初めは派手過ぎるのではないかとも思っていましたが、足部を取り付けて1本の義足として見てみると、なかなかカッコいいではありませんか!ご本人にも大変気に入っていただくことができました。

これからも、仕上がりにこだわった義足を製作していきたいと考えております。

 

臨床実習生

2014/11/14

今回は、弊社に臨床実習に来ていた学生さんの様子をご紹介します。

弊社には12名の義肢装具士が在籍しておりますが、義肢装具士の国家資格を取得するには、厚生労働省の認定する養成校(義肢装具学専攻)や大学学科内の義肢装具コースで専門的知識・技術 を修了し、国家試験に合格する必要があります。臨床実習とは、養成校におけるカリキュラムの1つで、特定の義肢装具製作所等に一定期間赴き、臨床現場での実際の業務や製作技術を学ぶものです。

今回、平成26年9月29日~11月7日まての約1ヵ月半の間弊社にて実習に来ていた笠原徹郎くんは、神戸医療福祉専門学校三田校(3年制)に通う2年生。同校に入学する前は、某スポーツ用品メーカーの直営店でインソールの適合・販売業務に従事していた経歴があり、私達義肢装具士が製作する足底装具とは違った視点を持っていて、とても興味深い学生さんでした。実習期間中は、工場での製作作業や営業先の病院への同行等に積極的に取り組み、充実した実習を送っている様子でした。

作業に真剣な様子の笠原くん

作業に真剣な様子の笠原くん

弊社では、年間4名程度の臨床実習生を受け入れております。先輩義肢装具士として学生に指導する際は、私達にとっても勉強になる部分が多くあります。当然、私達も学生時代には諸先輩方にお世話になった経験があるわけで、その恩返しの意味も込めて学生の対応に当たっています。こうした繋がりが脈々と受け継がれ、毎年新たな義肢装具士が臨床の現場へ巣立っていくのです。

笠原くんには、今後の学生生活でもしっかりと頑張って、立派な義肢装具士になっていただきたいと思います。

社内勉強会

2014/08/04

久しぶりの更新となりましたが、今回は営業課で主催している社内勉強会の様子をご紹介します。

弊社の営業課では、経験年数の浅い義肢装具士向けに、日常業務において困っていることや対応に苦労していることなどについてテーマを決め、ベテラン義肢装具士に講師になってもらい、毎月1回のペースで勉強会を開いています。

今回のテーマは「靴型装具」です。靴型装具とは、読んで字のごとく靴の形をした装具で、重度の足部変形などにより既成靴では対応できない場合に処方されるものです。(詳しくは、当ホームページ「装具について」→「靴型装具」にてご確認ください。http://www.fukinbara-gishi.com/brace/last/index.html

はじめに、採寸・採型の際のポイントや製造へ手配する際の注意点などについてディスカッション形式で意見を交わし、その後課長と主任による採寸・採型のデモンストレーションを行いました。

課長による採寸デモンストレーション

課長による採寸デモンストレーション

採型のデモ。見る側も真剣です。

採型のデモ。見る側も真剣です。

採れた足型

採れた足型

このような勉強会は、経験の浅い義肢装具士にとってはもちろん、同僚の臨床現場でのやり方やテクニックを知る良い機会にもなりますし、教える側にとっても気付かされることが多いので、今後も続けていきたいと考えております。

いつも勉強会は休みの土曜日に開催して午前中で終了しますので、その後皆でランチに出かけるのも楽しみのひとつです。弊社の近くには比較的飲食店が多くあり、今回は最近オープンした中華料理店へ行ってきました。さて、次回はどこへ?

 

 

ランチャレ!!

2014/03/20

義肢パーツのサプライヤーさんとしてお世話になっている㈱パシフィックサプライ様が主催するイベント「ランチャレ!!」に参加してきました。

これは、義足のユーザー様を対象とし、「運動を始めてみたいけれど、どうすればいいのかわからない。」「なんとなく始めてみたけれど、うまく走れない」という思いを抱えた方に、競技用の足部(パラリンピックの選手等が履いている、チーターの足みたいになったやつです)を着けて、仲間と一緒に走ってみよう!という趣旨のイベントです。

担当するユーザーさんで、若くて運動の好きそうなHさんを誘い、私も整備担当として付き添わせていただきました。

定員5名のところ、6名のユーザーさんが参加され、初参加はHさんを含めて2名。リピーターの方が多いようでした。

写真をご覧頂いてお分かりだと思いますが、お子さんの参加者もいて、元気に走り回る様子は皆さんを笑顔にしてくれました。

 まず初めに、義足のリハビリテーションの分野では有名な熊本保健科学大学の長倉裕二先生の指導のもと、ストレッチ体操と準備運動。走るために、日常生活ではあまり使わない筋肉を重点的に動かしていきます。

股関節のストレッチ

股関節のストレッチ

股関節外転筋の筋力トレーニング

 また、歩き方で日頃気になっているところなどをチェックし、長倉先生がアドバイスをして下さっていました。

そして、日常用の足部を競技用の足部に付け替えます。

競技用足部を着けたHさん。なかなか様になってます。

競技用足部を着けたHさん。なかなか様になってます。

初めての装着ということもあり、最初はバランスを取るだけでも大変そうでした。しかし、そこは若さを発揮して、練習してから挑んだ最後のタイムトライアルでは見事な走りを見せてくれました!

Hさんの力強い走り!

Hさんの力強い走り!

Hさん自身、義足履き始めてから本格的に運動するのは今回が初めてということでしたが、疲れはしたものの、とても心地良かったとおっしゃっていました。

また、他のユーザーさんと色々な話ができ、刺激も受けたようで、また参加したいと喜んでおられました。

義足から靴型装具へ

2013/11/14

以前足根義足を担当させていただいた患者様より作り変えのご希望があり、病院でお会いしました。
皮膚移植が施された箇所で度々傷ができるため、何度も仕様の変更を繰り返し、半年ほどかかってようやく納品することができたという経緯がありました。
見せていただいた義足はかなり使い込まれており、納品後もしっかり活躍していたのかと思うと感慨深いものがありました。

再会した義足。使用感たっぷりです。

再会した義足。使用感たっぷりです。

相談の結果、屋内では素足で過ごすことが多く、義足を装着すると履ける靴がほとんどないということで、今回は靴型装具を作製することに。
傷をできにくくさせるために、前回も組み込ませたソフトインサートを着けた状態でそのまま履けるよう、残った方の足の形状に合わせて足先を補填しておき、靴の中で隙間が出ないように工夫しました。

仮合せ用のチェックシューズ。足先をこのように補填しています。

仮合せ用のチェックシューズ。足先をこのように補填しています。

仮合わせで修正箇所をチェックし、完成へ。無事納品することができました。

完成した靴。仕事用で、つま先に補強材が入っています。

完成した靴。仕事用で、つま先に補強材が入っています。

ソフトインサートが挿入された状態です。

ソフトインサートが挿入された状態です。

 

ソフトインサートを履いたまま、足を入れられるようになっています。

ソフトインサートを履いたまま、足を入れられるようになっています。

 

 

冨金原義肢BBQ大会

2013/10/20

10月19日(土)第1回冨金原義肢バーベキュー大会を開催しました。

深北緑地公園での開催を予定していましたが、天候に恵まれず…

急遽!!

会社前の駐車場での開催となりました。

持ち寄りのBBQセットで、雨よけもバッチリ!!

メインのお肉は社長に用意して頂き、

野菜は女子2人が台所に立ち、四苦八苦_(:3∠)_しながらの包丁さばき。笑

天候には恵まれませんでしたが、従業員やその家族がたくさん集まり、楽しいBBQとなりました。

たまにはこいういう親睦の場を設けるのもいいものですね!

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「スポーツ傷害と装具療法」セミナーに参加してきました

2013/08/30

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8月3日・4日に茨城県のつくば国際会議場で開催された、義肢装具学会主催の研修セミナーに参加してきました。今回のセミナーでは、主に大学病院に勤務されている整形外科の先生方を迎え、「スポーツ傷害と装具療法」についてお話を聞かせていただきました。

 スポーツ競技の場面において発症する様々なスポーツ傷害に対して、今日どのような治療が行われているのか、治療・予防・リハビリテーションの中で装具はどのように使用され、またどのような効果が期待されているのか、実際の症例を交えてお話していただきました。

 一日目には足部・膝・手・肘について、二日目には体幹・リハビリテーションに加えメーカーによるプレゼンテーションが行われました。各部位の解剖学から始まり、スポーツ活動時に起こりやすい怪我の症例の紹介、また装具療法に至るまでの流れについて詳しく説明していただきました。

 メーカーのプレゼンテーションでは新しい製品の特徴について話を聞くことが出来ました。

スポーツ傷害に対する装具の需要は増加傾向にあります。今回のセミナーで得た知識を今後の日常業務に活かしていきたいと思います!

第20回日本義肢装具士協会学術大会(沖縄)に参加しました!

2013/07/29

会場の沖縄コンベンションセンター

会場の沖縄コンベンションセンター

年に一度開催される義肢装具士をはじめとして様々な医療関係職種の方々が参加、公演される学術大会に参加してきました。

 この大会では主に義肢装具士が携わった症例をはじめ、新しい機構や素材を用いた義肢や装具の紹介が演題形式で行われます。また医師やリハビリテーションスタッフ、最近では工学分野の先生方も義肢装具に関連する研究の成果を発表されます。

今大会のテーマは『温故知新』。日本の義肢装具を改めて見つめなおし、先人、先輩の知識・技術から生かせる何かを得ようというものでした。

 展示ブースもあり各メーカー、当社のような義肢装具製作会社が自社の製品や開発中の部品の展示、デモンストレーションを行ったりします。

今回の学会では多くの義肢装具士養成校の学生さんも参加され、活発に質問されておられました。

オットーボック社の義足膝継手のデモンストレーションの様子

オットーボック社の義足膝継手のデモンストレーションの様子

商業展示会場

 

開発中のロボット義足

開発中のロボット義足

次の第21回日本義肢装具士協会学術大会は、1年後に金沢で行われる予定です。

 今後も最新の知識の確保を行い、様々な症状をお持ちの患者様に対して最善の義肢、装具の製作を行えるよう、このような学術大会、セミナー等に積極的に参加していきたいと考えております!

 

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