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藍染めソケットプロジェクト ④ いよいよ納品へ!

樹脂注型したモデルを自社に持ち帰ってソケットのトリミング等の最終仕上げを施したのち、いよいよ納品の運びとなりました。

数日前から楽しみにされていたというH様に実際に装着していただくと、実にカッコいい!!イメージ通りの仕上がりです。とても満足していただけました。

ソケットの吸着はOSUR社のUNITYシステムを採用。
絞染めの模様も狙った位置に収まりました。

ちなみに、通常はフォームカバーというスポンジ材を脚の形に削って被せることでパイプ等のパーツを覆って仕上げるのですが(これを外装といいます)、H様は外装にこだわりがなく、仕事でお客様に会う時や冠婚葬祭などのフォーマルな場面で脚の形になっていれば良いということで、いつもラポック社の「インスタントカバー」という着脱のできる外装仕上げにしております。H様のような「見せる」ソケットの場合、このような仕上げ方のほうがいいかもしれませんね。

LAPOC社のインスタントカバーを装着した状態。
ベルクロで簡単に着脱できるようにしています。

このような他社様とのコラボは今回が初めての試みでしたが、実際にやってみて多くの学びがありました。どちらかというと閉鎖的な業界なので、このような取り組みが活発に行えるような流れになっていけばとても面白そうだなと思いました。

最後になりましたが、当社の申し出を快く受けていただいた安田様をはじめ、営業日にもかかわらず暖かくお迎えいただいたうえ、工房で心置きなく作業させていただいたKYOTO gishi*designのスタッフの皆様に心からお礼申し上げます。ありがとうございました!

前回の記事はこちら▶藍染めソケットプロジェクト ③ 樹脂注型 – 義肢・装具の製作 冨金原義肢 (fukinbara-gishi.com)

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